徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎」を読む

逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎 (小学館文庫)

 
 あらすじ

憎しみあっていた薩摩と長州が坂本龍馬の仲介で手を結び、討幕の動きは一気に加速。十五代将軍・徳川慶喜は、遂に大政奉還を決意する。だが「新政府軍」は錦の御旗を立て東進し、江戸に迫った―。

感想

★★★★

近代に近くなるほど資料も豊富になってくるから、歴史素人の私でもツッコミをいれたくなるようなトンデモ理論が以前よりも減ってきた本シリーズですけど、孝明天皇の天然痘細菌テロ暗殺説は、さすがにそれはないだろーと思うような説などもあって、楽しめて読めました。

 

勝海舟は、龍馬の師匠であるということと江戸城無血開城で有名ですけれど、老中とかでもない勝がなんで幕府側の代表だったのかなどは知らなかったのですが、今回改めてわかりました。勝海舟って凄い人物だったのですね。大河ドラマとかに出る勝海舟は江戸弁の口が悪いおっさんくらいのイメージしかなかったからねw

 

最後の将軍徳川慶喜をマイナスの英雄であるという評価は面白かったです。腑に落ちなかった慶喜の行動が納得できたような感じがしました。
あとは、私は個人的に大好きな高杉晋作こそが天才革命家だと思っていましたが、井沢さんも同意見だったようでそこはちょっと嬉しかったです(笑

さて、大政奉還も終わって次からは明治と西南戦争ですね。西郷どんがやってるうちに22巻をkindle化してくれないかなぁ

 

「転生したらスライムだった件 12 」を読む

転生したらスライムだった件 12 (GCノベルズ)

転生したらスライムだった件 12 (GCノベルズ)

 
 あらすじ

順調に勢力拡大を続けるテンペストに向け、ついに『東の帝国』が動き出した。
未来を知る少女“勇者クロエ"の話では、とある時間軸で、その帝国によってリムルが討たれ、テンペストが崩壊したという。
今はその時とは違った運命線にいるとはいえ、可能性が消えたわけではない。
警戒を強めるリムルであったが、そんな折、帝国の密偵がテンペストに潜入する――。

感想

★★★★

今巻は魔国連邦 vs 東の帝国との戦争準備編という感じだったので大きな出来事はありませんでしたが、次巻が期待される終わり方ですね。

ただ主人公側(テンペスト)の強さがインフレ起こしすぎてるので(今巻でさらにパワーアップされてた)、果たして帝国がこれに太刀打ちできるのかがちょっと不安。帝国側も黒幕たちは強そうですけどね、それ以外が思ったよりも頼りないので……原初の悪魔たちが出張ったら機械だろうがなんだろうが瞬殺されそう(笑)
結局はリムル側たちの圧勝、なんて結末はやめてほしいですね。

次巻の対決期待してます!

 

「七つの大罪(28) 」を読む

七つの大罪(28) (講談社コミックス)

七つの大罪(28) (講談社コミックス)

 
あらすじ

幾世にもわたり転生を繰り返し、その度に結ばれてきた愛。ゼルドリスが告げた真実を、エリザベスは喜びと共に受け止めた。だが、それは彼女に訪れし凶兆でもあった。記憶を取り戻すごとに“死”の運命へと近づいていく想い人の姿に、メリオダスは苦悩し、絶望の淵に沈む。迫りくる再びの破滅を避けるべく、〈大罪〉は勝算なき戦いの渦中へ!!

感想

★★★★

前巻くらいまでが、ちょっと中だるみでダレちゃっていたので、しばらく読むのが止まっていましたが、ここからまた盛り返してきた感じで面白くなってきました。

メリオダスとエリザベスの秘密がわかり、そして憤怒 vs 傲慢 の対決とか、見所満載の28巻でした。

 

「【入門】 お金持ち生活のつくり方―――今すぐこの習慣と思考法を身につけよう!」を読む

【入門】お金持ち生活のつくり方

【入門】お金持ち生活のつくり方

 

 内容

あなたの疲れを癒すには、
欲求を満たす為の、自分のお金を増やす仕組みをつくるだけ!

実は、普通の会社員こそがお金持ちになれるベストポジション!
……その理由と仕組みづくりとは?

感想

★★☆

具体的なお金の稼ぎ方のお話ではなく、お金持ち生活になるための心構え的なことが書かれてある本。稼ぎ方に関しては投資を勧めています。

 

部屋や机の上には物を置かずにスッキリさせたほうがいい。身なりには気をつけた方がいいなど、書かれてあることは概ね賛成なことが多かったのですけれど、「お金持ちならこう考えます…」的な語りなのでどうも、著者が考えるお金持ちのイメージを語っているだけにも見えて、信憑性がどうも乏しく感じられましたね。

まぁ、この手の本ではどこかで読んだことがあるような話が多く、スラスラ読めて解りやすくはありますが、目新しさみたいのは感じなかったです。

 

お金に関しては投資したほうがいいということには私も賛成ですが、この本では投資すれば年間数%のリターンがあるのが確実みたいな書き方をされているので、もうちょっとリスクに関しても言及しないといけないんじゃないかなぁとは思います。

 

そして最後の六章に投資に関してのことが書かれてますけれど、

 

「長期的な視野と時間」
「景気がいいときは投資しない」
「安く買って高く売る」
「投資で失敗したくなければ馴染みのある分野に投資対象を絞る」

 

これらは正論でよく言われてることなんですけれど、私の経験上これを実践するのは極めて難しいと思っています。
金銭的欲望を抑えることができて、冷静に、半年とか一年とかでもじっくりと待つことが出来き、多大な機会損失があったとしてもそれをなんとも思わない精神力、がないとこれを実践するのは無理ですね。

まぁ、これが出来ないから私はお金持ちになれないのだ、と言われてしまったらそれまでですけどね(笑)

とりあえず、投資をするならこの本だけではなくて、投資用の入門書から読んだほうがよいとは思います!

 

「ガンゲイル・オンラインI ―スクワッド・ジャム―」を読む

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)

 

あらすじ

身長183cmの女子大生・小比類巻香蓮。長身コンプレックスが災いし“現実世界”では人付き合いが苦手な彼女を変えたのはVRMMO“GGO”だった―。身長150cmにも満たない理想の“チビ”アバターを手にした香蓮は、全身ピンクの戦闘服を身に纏い、プレイヤー“レン”となってGGO世界を駆け回る!そんなレンの前に現れた美人プレイヤー“ピトフーイ”。GGO内ではレアな女性同士、意気投合するのだが―ある日レンは、最強ガンナー決定戦“BoB”のチームバトルロイヤル版“スクワッド・ジャム”への参戦をピトフーイから打診され…。

感想

★★★☆

 「ソードアート・オンライン」の「ファントム・バレット編」のスピンオフ作品ですね。私はSAOは三巻くらいまで読んで止まっちゃいました。どうもキリトが好きになれなくてね(笑)。なので「ファントム・バレット編」も未読なのですが、話に聞けば舞台が同じというだけで、SAOの登場人物らは全然関係していないので読んでいなくても大丈夫とのことです。

 

舞台が銃で殺し合うVRゲームなので、銃の説明が多いですね。ロシア産のアサルトライフル「AK47」7.62x39mm弾!とかとか。銃好きにはたまらないかもしれませんが、私はその辺は知識も興味もあまりないのでさらっと流し読み(笑)

そして荒野の砂漠とかで銃で殺し合うという殺伐とした舞台なのですが、小説の文体が「ですます調」で何か丁寧なゆったりとした感じ!このミスマッチな雰囲気に最初は違和感があったのですがだんだん、これはこれで良いかも、と思えるようにはなってきました。主人公の香蓮の雰囲気にはこちらのほうが合ってる感もするし。

 

話は始まったばかりで今後どうなっていくのかわかりませんが、ちょっとアブナイ感じのする登場人物も出てきていて、次巻がどうなっていくのか楽しみにしてます!