徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「すし図鑑」を読む

すし図鑑

すし図鑑

 
あらすじ

高級店から回転寿司まで、代表的なおすし約320貫とネタ元の魚を写真で解説する、おすしの図鑑です。著者は、『からだにおいしい魚の便利帳』の著者のぼうずコンニャク 藤原昌髙さん。二千種にも届こうとしている著者のおすしのデータベースから、比較的ポピュラーなもの、日本各地で実際に使われているものを選びました。同じ魚でも、皮霜、一般の握りなど、複数のすしダネを掲載しているものもあります。

感想

★★★★

kindle unlimitedにあったので読んでみました。
これを見てると寿司を食べたくなる気持ちを抑えられません(笑)

 

回る寿司屋くらいしか行かない私なので食べたことがないネタはもちろん、見たことも聞いたこともないネタもたくさんあって、寿司ネタの種類ってこんなにたくさんあるのかと驚きました。

ネタごとに、「超高」「高」「並」「安」があって、「超高」でると興奮します(笑)

寿司雑学も豊富ですし、写真も綺麗なので見ているだけでも楽しい。そんな寿司図鑑でした。

 

「凍りのくじら」を読む

凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじら (講談社文庫)

 
 あらすじ

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

感想

★★☆

同著者の『スロウハイツの神様』が面白かったので以前からちょっと気になっていた『凍りのくじら』を読んで見ました。

 

う~ん、ちょっと私には合わなかったですね…。
主人公(女子高生)が人を見下したような考え方の持ち主で、傲慢というよりもなんかこぅアンニュイな感じの人で、話も全般的に曇り空のようなどんよりとした雰囲気です。そして主人公とその元彼の話が多めにあるのですけれど、この2人が性格的に好感が持てるタイプの人物像ではないので、読んでいてちょっと疲れてしまいました。

 

最後は希望を感じる終わり方ではありました。主人公の理帆子の孤独感に共感できればもっと面白く読めたかもしれないですけれどね。
万人受けではなく、好き嫌いが分かれそうな物語であるとは思います。

 

こ、こ、このおばかさんめっ!「アンの友達 赤毛のアン・シリーズ 4」を読む

アンの友達―赤毛のアン・シリーズ〈4〉 (新潮文庫)

アンの友達―赤毛のアン・シリーズ〈4〉 (新潮文庫)

  • 作者: ルーシー・モードモンゴメリ,Lucy Maud Montgomery,村岡花子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/02/26
  • メディア: 文庫
  • 購入: 1人 クリック: 5回
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あらすじ

ちょっとした気持の行き違いで長いこと途絶えてしまった人と人との愛情が、またふとしたことから甦る。10年も20年も離れていた婚約者同士が、ついにお互いの存在を再確認する――1908年の刊行以来、アンの物語は広範囲の読者の心を捉えてきたが、この第4巻ではアンから少し離れて、アンの周囲の素朴な人たちが愛ゆえに引き起す、さまざまな事件をいくつか紹介する。

感想

★★★★

名前は知っているけどどんな話なのか全然知らなかった「赤毛のアン」を試しに読んでみたら非常に面白くて、現在4巻まで進みました。 

ただ今巻は短編集で、主人公アン・シャーリーがほとんど登場しないということで、なんとなく読む気がわかなかったのでしばらく放置してましたが、読んでみたら思ってたよりも面白く最後まで楽しく読めました。

 

恋愛とか結婚関連の話がやや多めで、まぁ男視線の私からすると、ちょっとロマンチックすぎるかなぁと思うようなところもありましたけれど、ユーモラスな話やほっこりするような話もあってなかなか良かったです。

 

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」

 
 あらすじ

貴族院に入学したローゼマインは図書館に通いたい一心で、勉強に試験に大奮闘を続けていた。が、貴族の常識を知らない振る舞いに、側近や教師たちからも心配の声が高まっていく。そんな折、魔術具のシュバルツ達を巡り、大領地ダンケルフェルガーの学生と衝突が勃発! 騎士見習い達の模擬戦「宝盗りディッター」で勝負することに。おまけに領地関係に配慮せず、他の領主候補生から秘密の相談を受けたり、王子の恋の相談にまで乗ったりと……。ローゼマインの奔放さにエーレンフェストで待つ保護者達は頭を抱えるのだった。図書館を守るためには手段を選んでいられません! 騒動続きで大賑わいのビブリア・ファンタジー!

感想

★★★★

登場人物が非常に多い本書なのに、ひとりひとりがちゃんと息づいているのがいいですね。ローゼマインの暴走は面白いですが、それが面白いのは周りにいる人達が活きているからこそなんですよね。

さて、ローゼマインの図書委員になる野望はどうなっていくのか、次巻も期待してます!

 

俺は…どこで間違えたんだろう…「監獄学園(28)」を読む

監獄学園(28) (ヤンマガKCスペシャル)

監獄学園(28) (ヤンマガKCスペシャル)

 
あらすじ

監獄にいる間もずっと想い続けてきた‥‥彼女の為なら脱獄できた‥‥ついに、千代に告白すると決めたキヨシ! 出獄記念BBQパーティで愛を伝えると決め、ありとあらゆる邪魔をはねのけ命懸けで会場に到着した。しかし、キヨシより一歩先に千代の前に現れたのは、覚悟を決めた花だった!! 息を荒くした花は、己のスカートを静かにまくり上げる‥‥。壮絶な最終決戦、ここに開幕。そして唯一無二の明朗学園脱獄漫画、大完結!!

感想

★☆

読み終わった後おもわず「これはひどい…」とつぶやいてしまいました…これはひどいマンガ大賞があれば大賞とれるんじゃないでしょうか(笑)

 

途中から明らかな引き延ばしに入っていましたらから期待はしていなくて、惰性で買っていたようなものだったのですけれど、しかしそれにしてもこれは…まぁ予想していなかった意外なラストといえば意外なラストではありましたけれどね…ネタバレするので内容は書きませんが、まぁ笑えないラストではありました(笑)

 

一番最初の脱獄編で終わらせてくれれば…あるいは万里vsケイトの個所は良かったのだから騎馬戦をもっとテンポよくやってくれていれば、名作ギャグマンガになれたかもしれなかったのに、と思うと残念です。