徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13」を読む

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13 (GA文庫)

 
あらすじ

「【破滅の導き手】……【約束されし妖精】……エルフ? 【疾風】のこと?」
18階層の宿場街にもたらされる殺人の凶報。犯人は黒表の賞金首――【疾風】。
耳を疑うベル達がリューの容疑を晴らすべく、彼女の行方を追い始める中、カサンドラは『最悪』の予知夢を見る。
告げられし十七節の予言。
予言の成就は大切な者達の『死』。
絶望に打ちひしがれる悲劇の予言者は、破滅に抗う孤独の戦いを始める。
そして真相を追う少年が、黒き復讐の炎に焼かれる妖精と邂逅を果たす時、かつてない【厄災】が産声を上げる!

感想

★★★★

今巻は次巻への続きとなっていて完結してないです。しかも凄い続きが気になるところで終わっているので、続けて読みたい人は待ったほうがいいかもしれないですね。

 

しかしまぁ前巻といい今巻といい、そして次巻も間違いなく激戦が待っているでしょうから結構ハードな展開が続きます。
「ダンジョンに出会いを求める…」というタイトルだから当初はもっと緩いハーレム系ファンタジーかと思っていたら、まさかこんなハードなファンタジー物語になるとは思っていなかったですよね。おどおどしていたベル君が懐かしい。

 

今巻は意外にも悲劇の予言者カサンドラが大分目立った活躍しましたね。
ただカサンドラの元ネタになっているギリシャ神話を知らないと、予知が全然信じてもらえないというところに違和感を感じちゃいそうで、他の人のレビューでカサンドラの言動にイライラするというのもあったので、カサンドラの元ネタを知っていると、信じてもらえない予言を頑張ってくつがえそうとする姿に応援したい気持ちになれます。

 

さて続き物なので次巻は早めに出てほしいことを期待いたします!

 

「Re:ゼロから始める異世界生活Ex (2) 剣鬼恋歌」を読む

Re:ゼロから始める異世界生活Ex (2) 剣鬼恋歌 (MF文庫J)

Re:ゼロから始める異世界生活Ex (2) 剣鬼恋歌 (MF文庫J)

 
 あらすじ

剣鬼恋歌―それは今も詠われる剣鬼と剣聖の、男と女の、出会いと別れの、恋物語。親竜王国ルグニカを揺るがす、王国内戦『亜人戦争』。王国軍と亜人連合の激しい戦いに、国土は焼かれ、国民は疲弊し、人心は平和の訪れを渇望していた時代。英雄が戦火の中で生まれるならば『剣鬼』ヴィルヘルム・トリアスはまさにそれだ。一本の剣を携え、獣の如く戦場を暴れ回る少年剣士。己の剣の果てを渇望する彼の生き様はやがて戦友や王国、そして一人の少女を巻き込んで王国史に残る偉業を成し遂げる。大人気WEB小説、激動と剣戟の外伝!四十年の時を超え、今語られる剣鬼の戦い。

感想

★★★☆

「Re:ゼロから始める異世界生活」の外伝第二弾。

『剣鬼』ヴィルヘルムさんと『剣聖』テレシアさんの恋バナですな(笑)

概要は本編7巻に語られてあるので話の結末がどうなるか知っているわけですが、それでもなかなか面白かったです。とくに本編15巻を先に読んでいる私には先々代ロズワール女史の会話にゾワワワっと鳥肌が立ちます(笑)

 

おそらく、読んだ人の多くはヴィルヘルムさんカッケーという感想が多いと思いますが、私はサブキャラであったグリムのほうが好きなんですね。普通の人が最後まで生き残れることの凄さを知って欲しいw。

 

さて、Ex3も出たようで、こちらは白鯨の悲劇までやるのかどうか?楽しみにしています。

 

「逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎」を読む

逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎 (小学館文庫)

 
 あらすじ

憎しみあっていた薩摩と長州が坂本龍馬の仲介で手を結び、討幕の動きは一気に加速。十五代将軍・徳川慶喜は、遂に大政奉還を決意する。だが「新政府軍」は錦の御旗を立て東進し、江戸に迫った―。

感想

★★★★

近代に近くなるほど資料も豊富になってくるから、歴史素人の私でもツッコミをいれたくなるようなトンデモ理論が以前よりも減ってきた本シリーズですけど、孝明天皇の天然痘細菌テロ暗殺説は、さすがにそれはないだろーと思うような説などもあって、楽しめて読めました。

 

勝海舟は、龍馬の師匠であるということと江戸城無血開城で有名ですけれど、老中とかでもない勝がなんで幕府側の代表だったのかなどは知らなかったのですが、今回改めてわかりました。勝海舟って凄い人物だったのですね。大河ドラマとかに出る勝海舟は江戸弁の口が悪いおっさんくらいのイメージしかなかったからねw

 

最後の将軍徳川慶喜をマイナスの英雄であるという評価は面白かったです。腑に落ちなかった慶喜の行動が納得できたような感じがしました。
あとは、私は個人的に大好きな高杉晋作こそが天才革命家だと思っていましたが、井沢さんも同意見だったようでそこはちょっと嬉しかったです(笑

さて、大政奉還も終わって次からは明治と西南戦争ですね。西郷どんがやってるうちに22巻をkindle化してくれないかなぁ

 

「転生したらスライムだった件 12 」を読む

転生したらスライムだった件 12 (GCノベルズ)

転生したらスライムだった件 12 (GCノベルズ)

 
 あらすじ

順調に勢力拡大を続けるテンペストに向け、ついに『東の帝国』が動き出した。
未来を知る少女“勇者クロエ"の話では、とある時間軸で、その帝国によってリムルが討たれ、テンペストが崩壊したという。
今はその時とは違った運命線にいるとはいえ、可能性が消えたわけではない。
警戒を強めるリムルであったが、そんな折、帝国の密偵がテンペストに潜入する――。

感想

★★★★

今巻は魔国連邦 vs 東の帝国との戦争準備編という感じだったので大きな出来事はありませんでしたが、次巻が期待される終わり方ですね。

ただ主人公側(テンペスト)の強さがインフレ起こしすぎてるので(今巻でさらにパワーアップされてた)、果たして帝国がこれに太刀打ちできるのかがちょっと不安。帝国側も黒幕たちは強そうですけどね、それ以外が思ったよりも頼りないので……原初の悪魔たちが出張ったら機械だろうがなんだろうが瞬殺されそう(笑)
結局はリムル側たちの圧勝、なんて結末はやめてほしいですね。

次巻の対決期待してます!

 

「七つの大罪(28) 」を読む

七つの大罪(28) (講談社コミックス)

七つの大罪(28) (講談社コミックス)

 
あらすじ

幾世にもわたり転生を繰り返し、その度に結ばれてきた愛。ゼルドリスが告げた真実を、エリザベスは喜びと共に受け止めた。だが、それは彼女に訪れし凶兆でもあった。記憶を取り戻すごとに“死”の運命へと近づいていく想い人の姿に、メリオダスは苦悩し、絶望の淵に沈む。迫りくる再びの破滅を避けるべく、〈大罪〉は勝算なき戦いの渦中へ!!

感想

★★★★

前巻くらいまでが、ちょっと中だるみでダレちゃっていたので、しばらく読むのが止まっていましたが、ここからまた盛り返してきた感じで面白くなってきました。

メリオダスとエリザベスの秘密がわかり、そして憤怒 vs 傲慢 の対決とか、見所満載の28巻でした。