徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「蜘蛛ですが、なにか? 8」を読む

蜘蛛ですが、なにか? 8 (カドカワBOOKS)

蜘蛛ですが、なにか? 8 (カドカワBOOKS)

 
 あらすじ

神化によりスキルとステータスを失った「私」。蜘蛛だった下半身も人間の足に変わり、力も体力もスキルもなーんにも無い、一般人以下のお荷物状態になっていた。そんな魔王一行が目指すは、極寒の魔の山脈。そこで予期せず、転生者と感動の再会を…って、襲われてるぞ「私」!?寒さで既に虫の息なのに、狂戦士と化した鬼人の襲撃に遭い、しかも最強のボディガードである魔王とはぐれてしまって…あれ。これって大ピンチ?

感想

★★★☆

弱体化しちゃったから蜘蛛子の活躍とか少なくて淋しかった巻ではありますが、吸血っ娘のヤンデレ化とか面白かったです。

今回はちょっと悲しいお話でしたねー
読み終わったあと少しやりきれない思いになってしまいました。

まぁ次巻はまた楽しくなっていってもらいたいかな。

 

しかしちょっと思ったのですが魔族領に向かうのに二年も旅をするなら、魔王ちゃんがみんなを担いでスキル空間機動で空飛んで行けばいいんじゃないかと思うのですけれど、それは出来ないんですかね(笑)

 

「十字軍物語2」(塩野七生)を読む

十字軍物語2

十字軍物語2

 
 あらすじ

第一次十字軍の奮闘により、聖地イェルサレムに打ち立てられた十字軍国家。だが、イスラム側に次々と現れる有能なリーダーたちによる猛反撃を前に、防衛の側に回ったキリスト教勢力は、苦境に立たされることになった。ヨーロッパから神聖ローマ帝国皇帝とフランス王が参戦した第二次十字軍は古都ダマスカスを攻めるも、なす術なく敗走。孤立した十字軍国家を束ねる若き癩王は、テンプル騎士団と聖ヨハネ騎士団の力を借りながら総力を結集し、ジハードを唱えるイスラムの英雄サラディンとの全面対決を迎えることになった―。

感想

★★★★

前巻のあらすじ感想らはこちら

tadanodiary.hatenablog.com

今巻の第二巻では、聖堂テンプル騎士団や聖ヨハネ騎士団(病院騎士団)の誕生や、第二次十字軍とその後の十字軍国家イェルサレム国防衛のお話がメインです。

 

前巻の第一次十字軍ほどエキサイティングな展開とかではなかったですが、イスラムの英雄サラディンとか、癩(らい)を患い余命幾ばくもないのに最後まで王として戦い続け、味方からも敵からも尊敬された癩王ボードワン四世など、興味深いお話がたくさんです。

 

宗教戦争だからもう勝っても負けても凄惨な結果となることが多いのに、イェルサレム最終戦ではサラディンの男気あふれる武士道的精神がまた心に残ります。

 

さて次巻は「十字軍物語」の最終刊。花の十字軍と呼ばれる第三次十字軍がメインとなるのでしょう。私はこの結果とかを全然知らないので、中二病心を揺さぶる獅子心王の異名があるリチャード1世とサラディンの対決、非常に楽しみにしています。

 

ドーンだYO! 「かぐや様は告らせたい 2 ~天才たちの恋愛頭脳戦~」を読む

かぐや様は告らせたい 2 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

かぐや様は告らせたい 2 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

 
あらすじ

「恋愛は告白した方が負けなのである!」
エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!!
第2巻では連絡先交換! 間接キス! 初体験! 初メール! コスプレ! …で恋愛頭脳戦!

感想

★★★★

 一巻が面白かったので続けて二巻購入。期待通りの楽しさでした。

書記の藤原ちゃんもだんだんハジけてきていい感じだYO!

次巻では新キャラが出るようなので、またまた期待してます!

 

「ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5」を読む

ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5 (MF文庫J)

ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5 (MF文庫J)

 
 あらすじ

過去の呪縛から救ってくれた綾小路のことを意識するようになってしまった軽井沢恵。そんな彼女に、友人の佐藤麻耶から綾小路とのクリスマスデートについて相談が持ちかけられる。さらに同時に綾小路からも、佐藤について知っていることを教えて欲しい、と軽井沢に連絡が!?綾小路の行動は純粋な異性への興味のためのものなのか、それとも佐藤を利用するためのものなのか。「あーもう!何なのよあいつはあ!」クリスマス目前、軽井沢のモヤモヤは止まらない。一方、綾小路は新学期に向けて複数の人物と接触。一之瀬帆波のウィークポイント、新生徒会長・南雲雅の抱える闇、新たな情報は今後の波乱を予期させるもので―!?

感想

★★★★

この「よう実」ですが、最初のころはあまり面白いとは思っていなかったのです。

主人公の綾小路清隆はダークヒーローという感じなのですが、ヒーローというほどカッコイイ役柄ではなく、暗くて無愛想で裏で暗躍するタイプでしたので、好きにはなれませんでした。
でもまぁ巻が進んでいくうちに清隆や他の生徒たちのキャラも立ってきて、どんどん面白くなってきましたね。
まぁそれでも綾小路清隆は好きではありませんが(笑)

 

今巻は番外編ということでか今までより恋愛要素が多めの巻ではありましたが、軽井沢恵がヒロイン枠に入ってくるとは、彼女が登場した最初のころからすると想像もつきませんでしたね。というか最初にヒロインかと思っていた堀北鈴音は逆に全く恋愛に発展する様子などないし、色々と裏をかかれる小説です。
まさか軽井沢恵を可愛いと思える日がこようとは、こういう予想外な成長をしてくれるキャラがいるのが長編物語の醍醐味ですよね。

 

さて次巻は生徒会とかも関わってきてまた複雑になってきそうですが、清隆の陰湿な暗躍っぷりと恵ちゃんのニューパートナーの活躍を楽しみにしております。

 

お可愛いこと…「かぐや様は告らせたい 1 ~天才たちの恋愛頭脳戦~」を読む

かぐや様は告らせたい 1 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

かぐや様は告らせたい 1 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

 
あらすじ

「恋愛は告白した方が負けなのである!」
家柄も人柄も良し!! 将来を期待された秀才が集う秀知院学園!! その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!! プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!! 新感覚“頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

感想

★★★★

表紙の雰囲気と、かぐや様という呼称から女王様&高飛車系のヒロインかなと思っていて回避していたのですが、期間限定1巻無料だったので読んでみたら予想に反して実にかわいいおバカキャラでした。

 

お互い相手に告らせようとする展開で、タイトルに「恋愛頭脳戦」とありまずが、実際はラブコメです。少なくとも天才の頭脳戦ではありません(笑)
書記の藤原千花もいい味出してましたし、続きが読みたくなる一冊でしたね。