徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「翔ぶが如く (8)」を読む

あらすじ

明治十年二月十七日、薩軍は鹿児島を出発、熊本城めざして進軍する。西郷隆盛にとって妻子との永別の日であった。迎える熊本鎮台司令長官谷干城は篭城を決意、援軍到着を待った。戦闘は開始された。「熊本城など青竹一本でたたき割る」勢いの薩軍に、綿密な作戦など存在しなかった。圧倒的な士気で城を攻めたてた。

 

感想

★★★

司馬遼太郎の本は大好きなのだが、「翔ぶが如く」は小説というよりも歴史解説文のようで読むのが非常に大変。
過去二度挫折したが、今回は最後まで読もうと思う。

 

戦略と戦術がなければ、力量が勝っていても勝てないというのがよくわかる。
というよりも薩軍のあまりの戦略のなさにはちょっと驚き呆れるほどであった。
よほど明治政府というのをバカにしていたんだろうなぁ。

これが七つの大罪でいうところの「傲慢」というやつか。