徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「心とカラダを整えるおとなのための1分音読」を読む

心とカラダを整える おとなのための1分音読

心とカラダを整える おとなのための1分音読

 

 概要

「音読」というと、学生時代に国語や英語の授業で
教科書を読んだことを思い浮かべる人が多いかもしれません。
大人が文章を読む時には、「黙読」をすることが圧倒的に多いと思います。
しかし、「音読」には「黙読」にはないメリットがたくさんあります。

 

感想

★★★★

1分を目安に読める文章をただ「音読」していくだけの本なのだが、思った以上に良かった。

 

確かに「音読」というのは学生時代以降やらなくなる。そして、「音読」というものにあまり良い印象は持っていなかった。

やっぱり学生時代は「音読」するのに恥ずかしさがあったり、面倒臭さがあったり、まぁやらされてる感じであったから、良いイメージではなかったのだろう。

 

しかし自分の意思で「音読」をやってみると、これが意外と楽しくて、そして気持ちよかったりする。

噛んでしまった個所とかは次は噛まずに音読できるようにしようとか、台詞などは感情を込めて音読しようとか、1度音読して終わりではなくて何度も試したくなってくる。

 

また本書に掲載されている文章が、夏目漱石の「坊っちゃん」や太宰治の「走れメロス」など、名作中の名作であり、「音読」していて楽しいし、「坊っちゃん」なども久しぶりにもう一度読みたくもなってきた。

 

「音読」などをしなくなった大人の人に、おすすめです。