徒然只野日記

つれづれなるままの日記です

「モモ」(ミヒャエル・エンデ)を読む

モモ (岩波少年文庫)

モモ (岩波少年文庫)

 
あらすじ

 円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。

感想

★★★☆

なんというか、ちょっと、読む前の期待値が大きすぎたかもしれないです。

どこかのサイトの記事に、人生の必読書、みたいに紹介されていたのを見て、そしてAmazonのレビューでもみんな大絶賛をしているのをみて。
そりゃあ期待に期待をしてしまうでしょう。

 

内容は、モモというちょっと不思議な女の子と時間どろぼう達の物語で、寓話的な児童文学って感じですかね。

 

これを人生の必読書とかって言われてしまうと、う~んと唸ってしまいますが、普通に、児童文学としては楽しいですよ。子供と一緒に読んだりするにはいい本ですね。
また、子供の頃に一度読んでいれば、大人になって読み返して、それまでと違った読み方がとかできそうです。いろいろ寓意が含んでたりしますからね。

はじめて読む人は、名著だとか哲学的だとかの評判に気負わされずに、ゆったりと児童文学を読む気持ちで読んだほうがよさそうです。