デール・カーネギーの名著(と言われている)「道は開ける」を読みました。
世界的ベストセラーらしいので、一度くらいは読んでみようと思い、どんな内容なのかもまったく知らずに読んでみたのですが。
タイトルからして、(ビジネスで)道は開ける、みたいなビジネス啓発本かと思っていたら、不安や悩みを解消・軽減させるための本でした。
なるほどねー。
そういう意味での「道は開ける」でしたか。
原題の「How to Stop Worrying and Start Living」を見ておけば勘違いすることもなかったわけですね。
まぁ実際の所、現在の私は大きな不安や悩みなどを抱えていない状態でしたので、今読む必要のある本ではなかったのですけれど、書いてある事は至極まっとうな、今でもよく耳にしたり目にする、ライフハック系の記事などにもよくあるような内容でした。
それはつまり、今現在言われている多くの不安解消法は、70年も前にすでに本書で書かれていることの焼き直しが多いのだなぁと分かります。
人の不安の解消法とか、もうある程度答えが出ているような感じもするのだけれど、それでも未だに不安を抱える人は大勢いるわけで、鬱や神経症になる人は増えてるようにすら思えるわけで、不安や悩みは人が生きる上で根深い問題なのがわかりますね。
文化や時代背景が違うところがあるからピンと来ないところも多少はあるけれど、実在するたくさんの人の話があるので、現在何か悩みを抱えている人は読んでみてもよいと思います。
著者が何者なのかよくわからない自己啓発本なんかを読むよりかは、古くてもよほど役に立つと思います。
今度はデール・カーネギーのもう一冊の有名な本「人を動かす」を読んでみようと思います。コチラは間違いなくビジネス系の内容でしょうからねー